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武家屋敷に住んでほぼ一年

by 小島健一

私は埼玉出身で、首都圏を中心に社会科見学の記事を書いたり、写真を撮ったりして暮らしていたのですが、2011年、長崎の離島「池島」で地域おこしをおこなうため長崎に引越し。3年の任期後に長崎大学の研究員となりました(詳しくはこちら)。大学で特に不満なく仕事をしていたのですが、2017年1月に鹿児島R不動産をなにげなく眺めていたらうっかりこの家を見つけてしまい、翌週内覧。
広大な敷地と広い家屋。これは「乗るしかないこのビックウェーブ!」ということで、3か月後の2017年4月下旬からこの家に住んでいます。
場所は鹿児島県薩摩川内市入来町浦之名にある「入来麓武家屋敷群」。

築120年ほどのこの屋敷は「借家」として借りています。
前に住んでいた方は神社の神主さんの未亡人だとか…。今は高齢のため病院にいらっしゃるそうで、住む人が居なくなってしまったため貸し出されていました。
当時は私も長崎に住んでいたので、最初は冷やかし気分で内覧に来たのですが、修繕が必要もないくらい保存状態もよく、大広間がとても開放的だったので、即決で借りることにしました。こんな物件そう多くはないだろう。この機会を逃したらもったいない!と直感的に思ったわけです。
一番近くのコンビニまでは2km。スーパーまでは5km。車がないと不便なこの土地ですが、車があるので問題ナシ。新幹線の止まる川内駅までは車で20分。鹿児島空港までも車で1時間弱。長崎の離れ小島に3年住んでいた身としては何不自由ない便利な環境です。

移住に関しての詳しいことは引越す際に書いた「4月から武家屋敷に住みます」をご覧ください。

建物は母屋と納屋のふたつ。部屋数は改装などもされているため区分けがなんとも言えません。
玄関も部屋のようになっていたり、キッチンのほかに土間があったり、天井裏がロフトのようになっていたり。まぁおおざっぱに数えると8Kでしょうか。風呂とトイレも室内にあります。

これがお客様用の玄関。このほかに家人用の玄関もあります。
が、普段私はこの玄関を使っています。

大広間はこんな感じです。
ふすまで2,8,6,8(畳)と仕切られていたのですが、真冬以外はふすまを外しています。
このだだっ広い広間にプレーナースピーカー「マグネパン」を置き、大音量で音楽を聴き、時にはスクリーンをかけて、やはり大音量で映画を見るのが普段の楽しみです。

おもしろい友人が訪ねてくる際には、ご近所の方々とともに、各々料理を持ち寄り、飲み食べしながら話を聞くイベント「むしゃむしゃナイト」を行っています。(武者と食べる擬音むしゃむしゃをかけている)
ちなみにこの写真は第一回目。サハラマラソンに参加した旅行好きな夫妻の話を聞きました。誰でも参加OKなので、機会があればご参加ください。

こちらは縁側。今はアルミサッシがはまっているので普通の廊下のように使っています。

こちらは炊事場。カマドがあります。が、割れてしまっているため補修しなければ使えません。
それもあり引越して1年ほど経ちますがまだ一度も使ったことがありません。(ほかにキッチンがあります)

こちらは納屋。昔牛を買っていたのだとか。現在は匂いもなく使おうと思えば使えるスペースなのですが、住居スペースではないことからすきま風なども強く、今はまだ使えていません。

なお、この屋敷は古くからの家のため壁に断熱材が入っておらず、すきま風も多いため冬は非常に寒い。これだけ大きな家を改修するには大規模な工事が必要となるため、逆に室内にテントを張りこの前の冬をやり過ごしました。

俯瞰写真。敷地面積は約330坪。建物自体は100坪程度でしょうか。
春から秋にかけては建物以外の場所から雑草が生えまくるの現在の悩みです…。

家のすぐ隣の川では5月にホタルが大乱舞。

なお、家の周りの公道が70m近くあるのですが、こちらも春から秋にかけては毎日掃かなくてはなりません。ひとりで掃除や草刈りをこなすのはなかなか困難なこともあり、宿泊していただいた方々にもお手伝いをお願いしています。

このように掃除などをお手伝いしてくださる方に限り月に1日程度宿泊を受け入れる予定です。

これが屋敷の位置です。
車のナビとしては、「薩摩川内市役所 入来支所」を目指して来ていただくのがいいかと。
公共交通機関で来る場合は、鹿児島空港⇔川内駅のリムジンバスに乗っていただき「入来中学校前」で降りて歩くか、川内駅発のローカルバスなら「入来支所前」で降りていただくと近いです。鹿児島中央駅からも「北薩線宮之城方面」のバスに乗っていただき、入来支所前で降りていただくとすぐです。
なお、アポなしでいらしても対応はできません。その点ご了承ください。


小島健一
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